ワクチン・予防接種について

ワクチンには、予防接種法に基づく定期接種と任意接種のワクチンがあります。
ご希望の場合は、基本的に電話での予約のみとなりますので、接種を希望される1週間前にはご連絡ください。
(記載がないものについてはお問い合わせください。)

20226年(令和8年)4月1日から定期接種などが開始となりますが、本年から妊婦を対象としたR Sウイルス母体免疫ワクチンの定期予防接種と50歳以上の方を対象とした帯状疱疹任意予防接種の費用助成(定期接種以外)が追加されました。  

詳細は 下記をご参照ください。

https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/seisaku/adult_yoboseshu.html#ninnpu_rs

定期接種(助成あり)

 

 

任意接種(助成なし)

各種ワクチン費用(税込)

インフルエンザ

インフルエンザワクチンには、 注射製剤(インフルエンザHAとフルービックHA:不活化ワクチン)と経鼻ワクチン(フルミスト:生ワクチン)があります。
インフルエンザHAには、開封後に細菌汚染から防止する目的として殺菌・防腐剤としてチメロサールが注射薬に添加されております。チメロサール含有製剤は、過敏症(発熱、発疹、じんましん、紅斑、かゆみ等)などの原因となる可能性も指摘されております。過去に通常のインフルエンザワクチンを接種し、接種部位の腫れや発赤、痛みがひどかった方やアレルギー体質の方や妊娠中の方は、防腐剤(チメロサール)なしのフルービックHAの接種をお勧めします。
経鼻ワクチンのフルミストは、2歳から18歳までの方が対象ですが、1回のみの接種で済み、注射による痛みがありません。効果持続期間も約1年と通常の不活化ワクチン(約5ヶ月)に比べ長い特徴があります。ただ、副作用として30~40%の方で接種後3日~7日までに鼻汁・鼻閉・咽頭痛・咳などの感冒症状が出ることがあり、数%の方で発熱が出ることがあります。
*フルービックHAとフルミストは、自費のみでの対応となっております。在庫に限りがあり、ご希望の方は電話または窓口での予約が必要となります。

インフルエンザHA、フルービックHA(防腐剤フリー)

大人 1回 3,600円
子供(6ヶ月から13歳未満) 2回接種 1回 3,600円
子供(6ヶ月から13歳未満) 2回接種 2回目 3,000円(初回投与の2-4週後)

フルービックHA(防腐剤フリー)

大人 1回 3,900円
子供(6ヶ月から13歳未満) 2回接種 1回 3,900円
子供(6ヶ月から13歳未満) 2回接種 2回目 3,500円(初回投与の2-4週後)

フルミスト

フルミスト
(2歳以上18歳以下の方) 1回接種
8,000円

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。肺炎は高齢者の死因の多くを占めており、そのうち最も多い原因菌が肺炎球菌ですが、ワクチンで予防することができます。
令和8年4月1日から高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種で使用するワクチンが変更となりました。

肺炎球菌ワクチンには 3種類あります。
ニューモバックスNP(PPSV23)
プレベナー20(PCV20)
キャップバックス(PCV21)

ニューモバックス

ニューモバックスは「23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン」と分類されます。

「莢膜ポリサッカライド」とは、細菌の周りを覆っている膜(莢膜)の菌体成分のことを言います。つまり、簡単に言うとニューモバックスは「23種類の肺炎球菌の膜の成分に対しての抗体を作るワクチン」です。 

対象者については定期接種で接種可能です。

1回の接種で効果が約5年持続します。

接種から5年以上経過した際は、再接種をお勧めいたします。

過去に肺炎や肺炎球菌感染症にかかっていても、定期接種の対象です。

ニューモバックスNP

ニューモバックスは「23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン」と分類されます。
「莢膜ポリサッカライド」とは、細菌の周りを覆っている膜(莢膜)の菌体成分のことを言います。つまり、簡単に言うとニューモバックスは「23種類の肺炎球菌の膜の成分に対しての抗体を作るワクチン」です。
1回の接種で効果が約5年持続し、接種から5年以上経過した際は、再接種をお勧めしております。

プレベナー20とキャップバックスは、同じくPCVと呼ばれるタイプの肺炎球菌ワクチンです。
PCVの特徴は、1回の接種でほぼ生涯免疫が持続することです(追加接種は不要です)。
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、プレベナー20は20種類、キャップバックスは21種類の型をカバーします。
プレベナー20をPCV20、キャップバックスをPCV21と呼ぶことがあります。
ニューモバックスを投与された方は、接種から1年以上あいていればプレベナー20やキャップバックスの投与は可能です。

プレベナー20(PCV20)

国内データで、肺炎を起こす血清型の56% をカバーしており、海外のデータが豊富で、実績が多いです。
2024年8月から日本でも使用開始しており、令和8年4月1日から高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種で使用することになりました。

キャップバックス(PCV21)

国内データで、肺炎を起こす血清型の75% をカバーし、プレベナー20ではカバーできない血清型(血清型35Bや15A)を追加しております。
2025年10月から日本で使用可能になっております。

プレベナー20

プレベナー20は、20種類の肺炎球菌に対応し、記憶免疫型といい予防効果も長く持続されると推定されています。

大人は任意接種で、65歳以上の高齢者や65歳未満の免疫不全状態のある方が対象となっております。

プレベナー13は「13価結合型ワクチン」といい、肺炎球菌の莢膜と呼ばれる多糖類に対して、キャリア蛋白を結合して抗原としたワクチンで、ニューモバックスに比べてやや複雑な分子構造をしたワクチンです。1回の接種で免疫が持続し肺炎予防効果があり、再接種の必要性はありません。
6歳未満のお子さんは定期接種で接種可能です。

大人は任意接種ですが、65歳以上の高齢者や65歳未満の免疫不全状態のある方が対象となっております。

2つの肺炎球菌ワクチン接種の併用について
  • より高い免疫効果を期待される方には、併用をお勧めします。
  • ニューモバックスを接種された方は、1年以上空けてからプレベナー20を接種
  • ニューモバックスを接種していない方は、ニューモバックスを接種し、1年以上明けてからプレベナー20を接種、または、プレベナー20を接種し、以降の接種は不要
ニューモバックス 8,800円
プレベナー20 11,000円
ニューモバックス 8,800円
プレベナー20 13,000円
キャップバックス 15,000円

RSウィルス

RSウィルスは乳幼児に多い感染症ですが、高齢者にも多く感染をします。
小児の場合、ほぼすべての子どもが2歳までに感染するとされる呼吸器感染症ですが、新生児や生後6か月以内の赤ちゃんは免疫が未熟なため、重症化しやすいことが知られています。また、高齢者においても重症化する例(肺炎など進展)も少なくありません。高齢者のRSウィルス感染症の特徴として、死亡率は高くはありませんが、入院期間が長くなる傾向があります。それにより寝たきりになってしまうこともあります。
治療薬もないため、対処的な治療となりますが、新生児や高齢者においては、重症化リスクがありワクチン接種などによる感染予防が重要となります。新生児に対しては、妊婦さんに接種することで胎盤を通じて赤ちゃんに免疫を与え、生後6か月までの感染を防ぐ効果が期待されます。 臨床試験において、60歳以上の方では82.58%、基礎疾患のある患者さんでは94.61%の有効性を認めております。

アレックスビー

高齢者のRSウイルス感染予防と重症化リスクを軽減

対象者:60歳以上
筋肉注射:接種回数 1回
副反応:接種部位の痛み、筋肉痛、疲労感、頭痛など
効果持続期間:現時点では不明です

https://rsvirus.jp

アレックスビー 27,000円

アブリスボ

高齢者のRSウイルス感染予防と重症化リスクを軽減
妊婦が接種することで、胎盤を通じて赤ちゃんに免疫を与え、生後6か月までのRSウイルス感染を防ぐ効果が期待されます。

https://www.abrysvo.jp

対象者:妊娠28週~36週の妊婦、60歳以上
筋肉注射:接種回数 1回
副反応:接種部位の痛み、筋肉痛、疲労感、頭痛など

*妊娠中の接種をご希望の方は、接種の際に妊娠中の赤ちゃんの母子健康手帳を必ずご持参ください。 

アブリスボ 33,000円

水痘・帯状疱疹ワクチン

水痘ワクチン(ビゲン)と帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の2種類があり、帯状疱疹にかかったことのある方も再発予防として有効です。

水痘ワクチン(ビゲン):50歳以上の方が対象で、1回の投与で、費用も安いですが、予防効果がやや劣ります(帯状疱疹抑制効果は51.3%で帯状疱疹後神経痛抑制効果は66.5%)。また、生ワクチンのため、免疫力が低下している方には摂取できません。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス):50歳以上の方が対象で、2回の投与が必要です。費用が高いですが、予防効果は高いです(50歳以上の方で帯状疱疹抑制効果は97.2%です。

令和8年4月1日から定期接種以外に任意接種も開始されます。

対象:千葉市に住民登録がある方
定期接種 令和8年度に65歳 70歳 75歳 80歳 85歳 90歳 95歳 100歳となる方
任意接種 50歳以上の方、定期接種の対象でない方

定期接種・任意接種にかかわらず、過去に帯状疱疹ワクチンで生ワクチン1回または不活化(組換え)ワクチン2回の接種を終えている方は、任意接種の費用助成の対象外となります。

詳細は、下記をご参照ください

https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/seisaku/taijouhoushin.html

https://taijouhoushin-yobou.jp

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチン

シングリックス 1回 23,000円(2回必要:初回、2-6ヶ月後)
シングリックス 1回 22,000円(2回必要:初回、2-6ヶ月後)

水痘ワクチン

水痘ワクチン

ビゲン 7,700円

麻疹ワクチン・風疹ワクチン

麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン) 1回 12,000円(1-2回)
麻疹ワクチン・風疹ワクチン 1回 5,500円(1-2回)
麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン) 1回 9,900円(1-2回)

HPVワクチン

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。
国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。

2価ワクチン <サーバリックス> HPV 16・18型
4価ワクチン <ガーダシル> HPV 16・18・6・11型
9価ワクチン <シルガード9> HPV 16・18・31・33・45・52・58・6・11型

サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。中咽頭癌の場合、16型のタイプのHPVが強く癌発症に関与していることが分かっています。陰茎がんの27-71%でHPVに感染しており、最も多いサブタイプは16型と18型です。
肛門がんの約80〜90%にHPV感染が見られることが分かっています。

女性
定期接種 小学校6年~高校1年相当の女性が対象です。
(2008年4月2日~2013年4月1日生まれ)
キャッチアップ 平成9年度生まれ~平成19年度生まれの女性が対象です。
(1997年4月2日~2008年4月1日生まれ)
*キャッチアップ接種は2025年3月までに1回目の接種をすることで受けられます。 

参照:
■定期接種
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html 子宮頸がん予防情報サイト「Allwomen.jp」 子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」
■キャッチアップ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000918718.pdf

男性

男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。2025年8月25日から男性にも9価ワクチン(シルガード9)が接種可能となりました。

HPVワクチンは世界141か国で公的接種の対象となっており(2024年1月時点)、そのうちアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどを含む59か国においては男性も接種対象となっています。国内では一部の自治体では、接種費用の助成がありますが、多くの自治体では助成がありません。現在、千葉市では助成がありませんので、当院では、自費での投与を行なっております。

接種回数は女性と同様で、9〜14歳の方は、初回と6-12ヶ月後の2回接種です。15歳以上の方は、初回、2ヶ月後、6ヶ月後の3回接種となります。

助成なしの場合

シルガード9価(女性・男性) 28,000円/回
9〜14歳(初回、6ヶ月後)
15歳以上(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)

新型コロナワクチン

過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種を受けられた方は、前回のから少なくとも3ヵ月経過した後に接種が可能となります。また、過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない方は、1回目の接種をされた場合、2回目はおよそ4週間の間隔をおいて接種が可能となります。
65歳以上の高齢者、60~64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害がある方は、季節性インフルエンザと同様に秋冬に一部公費負担として定期接種の予定があります。(詳細未定)
接種をお急ぎではない場合は公費接種もご検討ください。

2024年10月1日より2025年1月31日まで新型コロナワクチンの定期予防接種を行います。 定期接種の対象でない方で接種を希望される方にも接種(任意接種)を行っております。料金は、15,400円(税込)です。
基本的にファイザー製を使用しており、WebやLINEでの予約が可能です。ただし、他社のワクチンをご希望の方は、電話か窓口での予約をお願いします。

新型コロナウイルスワクチン 15,400円(12歳以上)
ファイザー コミナティRTU(1価:オミクロン株 XBB.1.5) 14,800円(12歳以上)