内科
泌尿器科
自費診療
麻疹風疹混合ワクチン(定期接種ではありませんが、千葉市在住の方は助成の対象となることがあります)https://www.city.chiba.jp/hokenfukushi/iryoeisei/seisaku/fushin_mashin_optional_r6.html
ニューモバックスは「23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン」と分類されます。
「莢膜ポリサッカライド」とは、細菌の周りを覆っている膜(莢膜)の菌体成分のことを言います。つまり、簡単に言うとニューモバックスは「23種類の肺炎球菌の膜の成分に対しての抗体を作るワクチン」です。
1回の接種で効果が約5年持続します。
接種から5年以上経過した際は、再接種をお勧めいたします。
過去に肺炎や肺炎球菌感染症にかかっていても、定期接種の対象です。
プレベナー13は「13価結合型ワクチン」といい、肺炎球菌の莢膜と呼ばれる多糖類に対して、キャリア蛋白を結合して抗原としたワクチンで、ニューモバックスに比べてやや複雑な分子構造をしたワクチンです。1回の接種で免疫が持続し肺炎予防効果があり、再接種の必要性はありません。 6歳未満のお子さんは定期接種で接種可能です。
大人は任意接種ですが、65歳以上の高齢者や65歳未満の免疫不全状態のある方が対象となっております。
https://rsvirus.jp
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ワクチンによって起こります。水ぼうそうと同じウイルスで、子どもの頃に水ぼうそうにかかった後もウイルスが神経に潜伏していて、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが再び目覚めることで発症します。成人の90%以上が水痘・帯状疱疹ウィルスを保有し、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると推定されております。主な症状として、神経領域に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみなどや、痛みに続き水ぶくれなどの皮膚症状が3週間から4週間継続します。また、発症した50歳以上の約2割の方が皮膚症状改善後も長期間にわたって痛みが続く帯状疱疹後神経痛(PHN)になると言われております。
水痘ワクチン(ビゲン)と帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の2種類があり、帯状疱疹にかかったことのある方も再発予防として有効です。 水痘ワクチン(ビゲン):50歳以上の方が対象で、1回の投与で、費用も安いですが、予防効果がやや劣ります(帯状疱疹抑制効果は51.3%で帯状疱疹後神経痛抑制効果は66.5%)。また、生ワクチンのため、免疫力が低下している方には摂取できません。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス):50歳以上の方が対象で、2回の投与が必要です。費用が高いですが、予防効果は高いです(50歳以上の方で帯状疱疹抑制効果は97.2%です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。 国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。 シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。中咽頭癌の場合、16型のタイプのHPVが強く癌発症に関与していることが分かっています。陰茎がんの27-71%でHPVに感染しており、最も多いサブタイプは16型と18型です。 肛門がんの約80〜90%にHPV感染が見られることが分かっています。
参照: ■定期接種 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html 子宮頸がん予防情報サイト「Allwomen.jp」 子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」 ■キャッチアップ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000918718.pdf
男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。男性への接種が承認されているのは4価ワクチン<ガーダシル>のみです。
HPVワクチンは世界141か国で公的接種の対象となっており(2024年1月時点)、そのうちアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどを含む59か国においては男性も接種対象となっています。国内では一部の自治体では、接種費用の助成がありますが、多くの自治体では助成がありません。現在、千葉市では助成がありませんので、当院では、自費での投与を行なっております。2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種を受けられた方は、前回のから少なくとも3ヵ月経過した後に接種が可能となります。また、過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない方は、1回目の接種をされた場合、2回目はおよそ4週間の間隔をおいて接種が可能となります。65歳以上の高齢者、60~64歳で心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害がある方は、季節性インフルエンザと同様に秋冬に一部公費負担として定期接種の予定があります。(詳細未定)接種をお急ぎではない場合は公費接種もご検討ください。
2024年10月1日より2025年1月31日まで新型コロナワクチンの定期予防接種を行います。 定期接種の対象でない方で接種を希望される方にも接種(任意接種)を行っております。料金は、15,400円(税込)です。